通帳のCD・CDネット・AD・ADネットとは|勘定科目から仕訳方法まで解説

CD・CDネット・AD・ADネットとは通帳やネットバンキングの摘要に記載される記号のことです。この記事では、CD・CDネット・AD・ADネットについて解説します。

目次

CD・CDネットとは

CDとはCash Dispenserの頭文字です。通帳やネットバンキングの摘要のCDとはATMで出金したことを意味します。また、CDネットとは提携金融機関のATMで出金したことを意味します。

AD・ADネットとは

ADとはAutomatic Depositoryの頭文字です。通帳やネットバンキングの摘要のADとはATMで入金したことを意味します。また、ADネットとは提携金融機関のATMで入金したことを意味します。

CD・CDネットの勘定科目と会計処理

CD・CDネットはATMでの出金のため借方勘定科目は現金です。

(例)ATMで50,000円を出金した。手数料は110円であった。

出金時
現金50,000預金50,110
支払手数料110

プライベートのために出金したのであれば借方勘定科目は事業主貸です。また、その場合のATM手数料は経費にできないため、手数料も事業主貸です。

AD・ADネットの勘定科目と会計処理

AD・ADネットはATMでの入金のため貸方勘定科目は現金です。

(例)ATMで50,000円を入金した。手数料は110円であった。

出金時
預金49,890現金50,000
支払手数料110

プライベートの現金から入金したのであれば貸方勘定科目は事業主借です。

ATM手数料の会計処理に注意

ATMからプライベートのために出金した場合のATM手数料を支払手数料としている方が少なくありません。しかし、プライベートのために出金した場合のATM手数料は経費にすることができないため注意が必要です。

目次