個人投資家の間でも、また、経営学の証券投資論でも最適な保有銘柄数について議論が巻き起こります。この記事では最適な保有銘柄数について解説します。
保有銘柄数とは
保有銘柄数とは、所有する「銘柄の数」のことです。A社の株式を100株、B社の株式を200株、C社の株式を300株持っていた場合、保有銘柄数は3つです。保有銘柄数が問題になる理由は、投資の成果に影響を与えることがあるからです。
最適な保有銘柄数
実は経営学の証券投資論においても最適な保有銘柄の具体的な数は示されていません。最適な保有銘柄数はそれぞれの投資家のリスク選好度に応じて決まるべきものです。
保有銘柄数が少なすぎる場合と多すぎる場合
オススメの保有銘柄数をご紹介する前に保有銘柄数が少なすぎる場合と多すぎる場合について考えてみます。
保有銘柄数が少なすぎる場合
有名な投資格言「卵は一つのカゴに盛るな」が表すとおり、保有銘柄数が少なすぎるとリスク分散ができなくなってしまいます。
理論上はリスクの低い株式を選べばリスクを低減させることができますが、個別株のリスクを正確に測定することは難しいため、保有銘柄数が少なすぎることはオススメできません。
保有銘柄数が多すぎる場合
保有銘柄数が多すぎる場合は管理ができなくなってしまいます。例えば10銘柄を持っていた場合、1年間に40回決算があることになります(四半期×10銘柄=40回)。これは9日に1回決算書を読まなければならないことを意味しており、「兼業」で「(トレードではなく)投資」をしているのであれば不可能なペースです。
オススメの保有銘柄数
実際には銘柄の「数」だけではなく「割合」も考えるべきですが、「投資」をする上でオススメの銘柄数は2銘柄以上5銘柄以下です。
①2銘柄以上
これは1銘柄に全てを掛けるリスクが高すぎるからです。
②5銘柄以下
5銘柄の場合、1年間に20回決算があることになります(四半期×5銘柄=20回)。18日に1回決算を分析するのであれば兼業投資家であってもぎりぎり無理のないペースだと考えられます。
個々の事情も考慮してOK
以上、オススメの保有銘柄数をご紹介させて頂きましたが、最適な保有銘柄数に答えはありません。種銭の金額、自信の度合いなども考慮して決めればいいでしょう。

