株式投資の種類

これから株式投資を始める方、株式投資の初心者の方に向けて、株式投資の種類をご紹介したいと思います。
株式投資の分類を理解することは自分がこれから100メートルを走るのか、800メートルを走るのか、42キロを走るのかを知ることと同じです。

目次

株式投資の種類

株式投資の代表的な分類としてはデイトレード・スイングトレード・長期投資があり、「デイトレ」という単語であれば誰もが一度は聞いたことがあるかもしれません。それぞれの分類についてまとめてみました。

分類概要保有期間
デイトレード短期的な株式の需給や材料により取引する。1日~数日
スイングトレード中期的な株式の需給や会社の業績・株価指標により取引する。数週間~数か月
長期投資長期的な会社の業績・株価指標により取引する。数年

デイトレードは短期的な株式の需給(要は株式が買われているか売られているかということ)や材料(例えば会社による上方修正のIRや証券会社による目標株価の引き上げのニュースなど)により取引を行います。

そして、中期的な株式の需給や会社の業績・株価指標(PERなど)により取引を行うのがスイングトレード、長期的な会社の業績・株価指標により取引を行うのが長期投資です。

なお、デイトレードは株式のインターネット取引が解禁されたのをきっかけに盛んになりましたが、正確には「投資」ではなく「投機」です。デイトレードで株式が取引の対象とされるのは、株式には経済的価値があり、市場の流動性が高いからです。

自分にあった株式投資の種類は?

自分にはどれが向いているか?
これは個人の性格、会計や経済に関する知識、株式投資に割ける時間などによります。 

デイトレードでは基本的に会計の知識は要求されませんが、日中に時間を割く必要があります。一方で、スイングトレードでは少し会計の知識が必要ですが、日中に多くの時間を割く必要はありません。長期投資ではある程度の会計や経済の知識が必要であり、また、銘柄選定に多くの時間はかかるものの、日々の需給による株価の動向に時間を割く必要はありません。

例えば意思決定に時間のかかる性格の方はデイトレードには向いていないかもしれません。また、会計や経済に苦手意識のある方はトレンド重視のスイングトレードをしている方が多い印象を受けます。そして、サラリーマンの方は時間の制約から必然的にスイングトレード・長期投資をしている方が多いです。

投資のスタンス

以上が株式投資の種類ですが、投資のスタンスはその後の投資行動に影響を与えます。

投資のスタンスを決めないまま投資を始めてしまうと、需給や材料で買った株に含み損が出てしまった場合に「いつか上がる」と都合よく長期投資に切り替えたり、「この会社は伸びそう」と思って買った会社の株価が需給で下がった場合に狼狽売りしてしまったりします。

そのため、株式投資の初心者は株式投資の種類を理解して投資のスタンスを決める必要があるのです。

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